笑顔で走るゲストランナーの北島さん㊧と栗原さん

 梅の花が見頃を迎えているみなべ町で19日、未舗装の林道などを走るアウトドアスポーツ「梅の里トレイルラン」(同実行委員会主催)が開かれ、県内外のランナー174人が自然や文化を体感しながら山道などを駆け抜けた。

 トレイルランは舗装されていない林道や登山道を走って競う中長距離競技。今回は新型コロナの影響で4年ぶりの開催となった。コースは高城地区と清川地区の山間部が舞台で、距離は高城公民館をスタート・ゴールとする25㌔。高幡山(たかはたやま)や大穂手(おおほて)街道、こもり岩を経由し、水分補給などができるエイドを4カ所に設けた。

 この日は時折小雨が降るあいにくの空模様となったが、ランナーたちは山の斜面に広がる梅林を楽しみながら競技を満喫。中にはスマートフォンで景色を撮影しながらマイペースで走るランナーもみられた。ゲストのトレイルランナーの栗原孝浩さん、元マラソン日本代表の北島良子さんも一緒に走った。

 大阪から出場した女性は「梅の花がきれいだったし、山道を走るコースも自然いっぱいで楽しかったです」と話していた。