女性職員から花束を受け取り笑顔の籔内町長

 12日に投開票された美浜町長選で2選を果たした現職籔内美和子町長(60)=浜ノ瀬=が14日、初登庁した。多くの支持者や職員が玄関で出迎え、お祝いの花束を贈呈。喜びをかみしめた籔内町長は支援にあらためて感謝し、公約の実現に早急にとりかかることを約束。「町民の皆さんに幸せと思ってもらえるよう誠心誠意取り組んでいく」と決意を新たにした。

 玄関前でセレモニーが行われ、石塚和夫副町長が「4年間の町政運営が圧倒的な支持を得られた。きょうからまた籔内町長を先頭に、職員が一丸となって力を合わせ、町民の幸せ実現のため、公約実現のために頑張っていきたい」と歓迎の言葉を述べた。

 女性職員から花束を受け取った籔内町長は、「皆さんのおかげでこうして戻ってくることができました」と頭を下げて感謝。「皆さんに幸せと思ってもらえるよう誠心誠意頑張りますので、どうか見守ってください。きょうは初心に帰って白のスーツを着てきました。1期目は財政が厳しく、コロナ禍の影響もあってなかなかできませんでしたが、2期目は自分の色を出し、4年後には籔内カラーに染められるように頑張りたい」と抱負を述べた。

 その後の取材で選挙戦を振り返り、「多くの励ましの言葉をいただき、絶対に負けられないと強く思った。一人ひとりにお礼にうかがうのが本来ですが、この場をお借りして皆さんにお礼を言いたい」と感謝。今後は中学生以下の給食費無償化の継続、がん検診の無料化、高齢者の外出支援の拡充など公約を実行していくとし、「選挙を控えていたので新年度予算はすでに骨格で組んでいますが、公約実現のための肉づけをできるだけ早急にできるよう、職員とともに考えて実行していきたい」と話した。