任期満了に伴う由良町議選(定数10)が14日に告示され、午前中に立候補の届け出を済ませた陣営は現職7氏、新人2氏のみで定数割れ。各陣営では無投票ムードのなかも役場で受け付けを済ませた後、候補者がマイクを握って第一声を放ち、街宣に飛び出していった。

 今回の町議選は昨年12月に新人1人が名乗りを上げ、今年1月に現職2人が引退、新人1人が出馬を表明。告示約1週間前に現職1人が不出馬の意思を示し、定数に満たない状況は変わらなかった。

 9陣営の訴えは防災・減災対策、子育て・教育支援、高齢者福祉の充実、農林水産業の振興、道路改良など。初日はそれぞれ町内を回ってお願いコールを響かせた。

 町議選は2015年が無投票。19年は2人超過となり、今回が無投票になれば、8年ぶりとなる。

 13日現在の選挙人名簿登録者数は男性2283人、女性2418人の計4701人。