「地域の絆をたすきでつなぐ」を合言葉に県内の小中学生が熱戦を繰り広げる第22回県市町村対抗ジュニア駅伝競走大会が12日、和歌山市内で行われる。昨年はコロナで中止となったため、2年ぶりとなる開催で、日高地方からも例年同様7市町が出場する。

 過去の大会を振り返ってみると、上位に来るのは「市」が多い。人口が多い分選手層も厚いのか、近年の優勝は海南市、田辺市、和歌山市など。御坊市も優勝こそはしばらくないが、トップ5に入っている年もある。また年によっては「町」もトップ5に入り込むことがあるなど、大会をより盛り上げている。

 例年、大会前に各市町のチームを取材しており、筆者もこれまでいくつかの町を担当してきた。町によって目標や練習方法はさまざま。メンバーは主に中学男子、同女子、小学男子、同女子に分けられるが、その年によってどの学年層の選手が充実しているかなどが異なるので、毎年、練習メニューや戦術も変わっており面白い。各チームとも上位を目指しているが、例年、上位に入れないチームであっても、選手たちが男女、年齢の垣根を超えて楽しく練習している様子を見ると、順位以上のものを得ることができているのでないかと感じる。

 選手一人ひとりの思いもさまざまだ。緊張でうまく走れなかった年もあれば、その悔しさをバネに次の大会で頑張ったことや、自分一人でなく皆で励まし合うことで、チーム全体の実力アップにつながったという選手も。小5から中3までの5年間しか出場機会がない大会だからこそ、それぞれに思い出やドラマが生まれている。

 今年は2年ぶりの大会。昨年の思いも胸に、各チームとも納得のいく成績を残せる大会になることを願いたい。(城)