日高振興局2階の総務県民課に設置された義援金箱

 今月6日、トルコ共和国南東部でマグニチュード7・8の大規模な地震が発生、8日までに計7800人以上の死者が確認され、さらに被害の拡大が懸念されている。これを受け、トルコと深い交流関係にある和歌山県でも各地で支援の動きが出始めた。

 地震は現地時間6日午前4時17分(日本時間同10時17分)に発生。震源地はパザルジュク市、震源の深さは17・9㌔。トルコ南部や隣国のシリアの広い範囲で多数の建物が倒壊。トルコ国内では5000棟が倒壊し、5000人以上の死亡が報告されている。WHO(世界保健機関)はトルコとシリア両国の被災者数は最大で2300万人に上るとみている。

 和歌山県では県庁の正面玄関入り口、秘書課、国際課のほか、県内7振興局の総務県民課窓口に災害義援金箱を設置。義援金受入口座も開設しており、紀陽銀行県庁支店で口座番号は普通416665、口座名義は和歌山県トルコ震災を支援する会で受け付けている。

 集まった義援金は駐日トルコ大使館に贈呈する。岸本周平知事は6日付で、トルコのエルドアン大統領とコルクット・ギュンゲン駐日トルコ大使にお見舞い状も送った。日高地方では日高町、美浜町が義援金箱を設置し、他市町は検討中。

 日本とトルコの交流は、1890年、串本町沖で遭難事故を起こしたトルコの軍艦「エルトゥールル号」の船員たちを、地元串本大島の住民らが献身的に救助したことから始まっており、以来日本とトルコは困難が生じたときに互いに助け合ってきた。慰霊碑が建立されている串本町でもいち早く義援金箱を設置し、支援を呼びかけている。

 アメリカや韓国、イギリス、フランス、ドイツ、インド、ロシアなども支援を表明しており、世界的に支援の輪が広がっている。