元気いっぱいに焼き芋を売る園児と分校生

 日高川町の日高高校中津分校(山本直樹校長)1年生となかつ保育所の年中、年長園児が8日、船津の道の駅SanPin中津の駐車場で焼き芋販売を行った。

 同校の総合学習の一環で、今年度は1年生16人が地域の人や異世代間交流などに取り組み、保育所の園児とはサツマイモの苗植えや収穫、同校の文化祭で一緒にパフォーマンスの披露などを行ってきた。今回は生徒が2班に分かれて、前半1時間は年中児6人と、後半1時間は年長児5人と販売。園児が売り子になって「いらっしゃいませー、焼き芋ありますよー」「甘くておいしーよー」などと元気いっぱいに買い物客を呼び込んだ。

 生徒は芋焼き機から出した芋を紙袋に入れ、園児に渡して後方支援。「熱いから気をつけてください」「ありがとうございます」などと言いながら、商品を手渡すかわいらしい園児に客もにっこり。焼き上がるのが追いつかないほど大盛況で、2時間足らずで約130本を完売した。

 分校の田口滉翔君は「園児のおかげでたくさん売れて、僕らも楽しく元気をもらいました。小さい子との交流は貴重な機会で、園児が主役になるよう心がけ、いい経験になりました」と話していた。