支持者らを前に第一声を放つ候補者

 任期満了に伴う日高町議選(定数11)は31日告示され、午前中に立候補の届け出を済ませた陣営は、これまでに表明していた現職10氏、新人1氏のみで定数ちょうど。各陣営では無投票ムードのなかも中央公民館で受け付けを済ませると事務所へ戻り、候補者がマイクを握って第一声を放ち、街宣に飛び出していった。

 今回の町議選は昨年12月に新人1人が立候補を表明。今年1月に現職の榮茂美氏が不出馬の意思を示し、定数11ちょうどの状況は変わらなかった。

 11陣営の訴えは防災・減災対策、子育て・教育支援、高齢者福祉の充実、農林水産業の振興、道路改良、鳥獣害対策、行政サービスの充実など。初日はそれぞれ事務所で出陣式を行った後、町内を回ってお願いコールを響かせた。

 町議選は定数が11になって初の2007年が無投票。以降、11年と15年が2人、19年が1人の各超過で、今回が無投票になれば、16年ぶりとなる。
 30日現在の選挙人名簿登録者数は男性3049人、女性3418人の計6467人。