任期満了に伴う美浜町議選(2月7日告示・12日投開票、町長選と同時)に向け、新たに大工の仲智也氏(41)=和田=が26日、団体職員の松下太一氏(67)=和田=が27日、相次いで出馬を表明した。新人の名乗りは3、4人目で、これで定数10に対して現職7、新人4の11人が出馬の構え。前回同様、1人超過の少数激戦がほぼ確実となった。

 25日に選挙管理委員会に立候補届け出の資料を取りに行った仲氏は、「昨年長男が生まれて、子どもたちが住みやすく、安全に暮らせるまちにしたいという思いが強くなった」と出馬を決意。「子どもたちが集まって安全に遊べる場の整備などにも力を入れて取り組みたい」と抱負を語った。

 松下氏は元町職員で、産業建設課長などを歴任。和田東地区の現職の引退表明後、地元を中心に出馬を求める声が相次ぎ、「皆さんの期待に応えたい」と出馬を決意した。「職員の経験を生かしながら、産業振興や防災、福祉など町の発展の一助になりたい」と抱負を述べた。
 新人は、すでに名乗りを上げている元看護師の無職山﨑悦子さん(71)=三尾=、現職谷口昇氏(90)=吉原・5期=の弟で無職の武夫氏(73)=吉原=を合わせて4人が表明。

 現職は、谷重幸(39)=浜ノ瀬・2期=、碓井啓介(64)=田井・2期=、北村龍二(53)=和田・2期=、龍神初美(58)=吉原・2期=、谷進介(64)=三尾・3期=、繁田拓治(74)=和田・3期=、鈴川基次(70)=三尾・7期=の7人が出馬の構え。谷口昇氏は弟と交代するとみられているが、最後までどうなるか分からない。現時点ではほかにうわさはなく、1人超過のまま選挙戦に突入するとみられている。

 町長選は、2選を目指す現職籔内美和子氏(60)=浜ノ瀬・1期=と、近く正式表明する前町長の森下誠史氏(67)=三尾=の一騎打ちの様相となっている。