協定書を手に北風校長㊧と前田教育長

 和歌山高専(北風幸一校長)は20日、有田市教育委員会とSTEAM(スティーム)教育をはじめとした科学教育分野での連携協力協定を締結した。

 STEAM教育はScience(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学・ものづくり)、Art(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)の5つの単語の頭文字を組み合わせた言葉で、今後のIT社会に順応した競争力のある人材に育てていく教育。国が全国各地の高専を拠点に進めている。

 締結式は有田市役所で行い、北風校長と同市の前田悦雄教育長が出席。協定内容は「小中学校への科学教育分野の支援」「各種イベント等の共催や相互協力の推進」などで、具体的にはプログラミングロボットの製作に取り組んでいる保田中などを中心に、小中学校での出前授業や高専に招いての公開講座などを行っていく。

 同校では、STEAM教育の協定は初めてだが、御坊市とも包括連携協定を結んでおり、同様に出前授業や公開講座を行っている。