「由良町のPRへ」 と藤原さん

 由良町商工会青年部副部長でデザイン業「藤デザイン」を営む阿戸の藤原翔吾さん(34)が、ボードゲーム「由良町ガイド」を通じて地域の特産品や観光資源を発信し、多くの人にまちの魅力を知ってもらおうと、そのボードゲームの製作のため、インターネットで資金を募るクラウドファンディング(CF)を行っている。

 藤原さんは兵庫県出身で2018年に移住し、開業。人口が年々減少する由良町で自分にしかできないPR方法として、公私とも世話になる町に恩返しができたらという思いのなかプロジェクトを企画し、日高地方5商工会の日高郡商工会広域協議会(会長=植田英明みなべ町商工会会長)が設置している日高経営支援センターの支援を受けて取り組む。

 ボードゲームは4㌢四方のパネルを使って2~4人でプレー。4隅の色が合うようにパネルを設置し、自分がガイドする観光客の周りにどれだけパネルを置けるかで得点が決まる。

 支援金は製作料に活用。目標金額の15万円に達しない場合でも実行、リターンは届ける。CFはサイト「キャンプファイヤー」を利用し、2月15日まで。返礼品はにボードゲームをはじめ、由良の特産品やデザイン業務を用意しており、「由良町を舞台としたゲームで遊び、産品や観光スポットを知り、興味を持って、実際に観光に来ていただければ幸いです」と話している。