津田署長から感謝状を受ける片山さん

 詐欺の被害を未然に防止したとして、御坊署は23日、紀陽銀行御坊支店の行員、片山智栄子さん(36)に感謝状を贈った。

 同署によると、昨年12月29日午後2時20分ごろ、片山さんが同支店で窓口業務を行っていたところ、来店した60歳の女性から「海外につくった口座に1600万円が入金されている。お金を引き出すために身分確認で100万円が必要と言われている」と申し立てを受けた。片山さんは女性がだまされているのではないかと疑い、上司に報告。通報し、被害を未然に防いだ。女性は以前からSNSで外国人とみられる相手とやりとりしていたという。

 この日、片山さんは柿谷真樹人統括支店長とともに同署の署長室を訪れ、津田陽三署長が感謝状を贈呈。「一歩踏み込んでの声かけは勇気のいること。本当にありがたい。今後もよろしくお願いします」と述べ、柿谷支店長は「ネットを悪用した犯罪。私たちのお声かけが被害の防止につながる。このような活動を通じ、これからも地元、お客様に貢献できれば」、片山さんも「不安そうでしたし、おかしいなと思いました。お客様をお守りするという意識を持って仕事をしています。被害が防げてよかった」と話した。