御坊中学校を目指して走る園児

 御坊市のつばさ保育園とわかば保育園は19日、合同避難訓練を行い、御坊中学校まで避難した。

 つばさから88人、わかばから45人が参加。午前10時に地震が発生したと想定し、揺れが収まるのを待った後、ライフジャケットを身につけ、約1㌔離れた御坊中に向け各園を出発。園児たちは頑張って走り、途中転ぶ子もいたが友達に手を貸してもらい立ち上がって走り出し、中には泣きながらも足を止めずに走り続ける姿が見られた。地震発生から約15分後には全員御坊中に到着した。

 訓練には、薗自治連合会自主防災会(酒本和彦会長)や島東正会(松本佳久会長)、島会館(水田守一館長)、市役所、御坊警察なども周辺の交通整備や避難誘導で協力。到着後は酒本会長が「しんどくても命のために走ってください」、松本会長も安全な避難を呼びかけ、園児たちは大きな声で「はい!」と返事していた。