優勝した和歌山南陵男子メンバー

 県高校バスケットボール新人大会が14日から17日まで、田辺スポーツパーク体育館などで開かれ、男子の部で和歌山南陵が2年ぶりに優勝した。1期生の3年生が引退し、サイズダウンした1、2年の新チームは、走るバスケで攻守に強さを発揮。4試合全て30点差以上の圧勝だった。

 男子30チーム、女子24チームがそれぞれトーナメントで熱戦を展開。男女とも上位2チームが第33回近畿高校新人大会(2月、滋賀)の出場権を得た。男子の和歌山南陵は初戦の2回戦で田辺に103―52、準々決勝で近大附属に88―57、準決勝で星林に93―45で勝利。決勝は和歌山工を124―50で下した。

 黒川、イドリス、有田、松本裕介、御前を中心に、守ってはオールコートのマンツーマンやゾーンプレスを駆使。攻めてはパス&ランを使いながら、ミドルシュートをメインに得点を重ねた。和中裕輔監督は「攻守とも『走る』がテーマ。オフェンスは積極的にミドルシュートを打って決めていた」。近畿大会へ「後半にシュート力が落ち、ディフェンスはもっと前でプレッシャーを。スタミナに課題が残るので、トレーニングで強化し、ベスト4を目指して頑張りたい」と話していた。

 他の日高地方勢は男子の和高専、紀央館が2回戦、日高、南部が初戦で敗退。女子は紀央館、日高、和高専が初戦で敗れた。

 和歌山南陵男子のメンバーは次の通り。
 和中裕輔(監督)、牧野日菜(コーチ)、中谷典子(マネジャー)、松本和也、中村允飛、黒川翔斗、アリュウ・イドリス・アブバカ、有田十把、松本裕介、木下駿、御前綸太郎、正田匠、藤巻春都、紺野翔太、山内優和、西川大琥、二宮有志、藤山凌成、酒井珀