樽の味物流センターに設置された大根やぐら

 御坊市名田町野島の有限会社樽の味物流センターで、冬の風物詩の巨大やぐらの大根干しがピークを迎えている。

 ぬか漬けのたくあんにする大根を寒風にさらし、乾燥させる工程。10段に組まれた高さ約7㍍、幅約35㍍のやぐら3基が設置され、美浜町田井や御坊市湯川町富安の契約農家から出荷された青首大根が吊るされている。10日から2週間程度干して漬け込まれ、商品の「いなか漬け」として全国に発送される。

 同社は「大根の出来もよく、おいしいいなか漬けが出来上がります。昔ながらの製法で熟成された乳酸発酵の漬物。多くの方に食べていただき、皆さんに元気を届けたいですね」と話している。