県は12日、インフルエンザが県内で流行入りしたと発表した。流行入りは2019年11月以来3シーズンぶり。2日から8日までの直近1週間に県内49の定点医療機関から報告された患者数が1医療機関当たり4・29人となり、流行の目安の1・0人を超えた。新型コロナウイルスも感染拡大しており、同時流行も懸念されている。
県健康推進課によると、県内のインフルエンザは10月末から感染が確認され始め、1医療機関当たりの患者数は前週(12月26日~1月1日)の0・65人から大きく増加。流行入りとなった週に4人を超えたのは過去15年間で今回が初めてとなった。患者数の報告が急増した要因として、年末年始に休診となった医療機関が多く、実際の患者数が報告数に反映されていなかった可能性があるという。
御坊保健所管内の1月2日から8日までの週をみると、定点医療機関(3機関)の患者数は17人で平均は5・67人、県平均の4・29人を上回った。
今後の見通しについては、全国的にも増えているため、今以上に増加することが予想されている。
県健康推進課は「発熱や咳などインフルエンザのような症状がある人は早めに医療機関を受診してください」と呼びかけ、予防の注意点については▽予防接種を受ける▽マスクの着用▽こまめな手洗い▽適切な湿度を保つ――などを挙げている。
インフルエンザは例年、11月ごろから感染者数が増え始め、12月から1月に流行期入りすることが多いが、2020年と21年の2シーズンは新型コロナウイルスの影響でマスク着用、手洗い、手指消毒の習慣が定着したことなどが要因とみられ、感染が歴史的な低水準となり、流行入りしなかった。


