首長は1陣営、町議は8陣営が出席した

 任期満了に伴う美浜町長・町議ダブル選(2月7日告示、12日投開票)の立候補予定者説明会が12日、役場で開かれ、首長選は2選を目指す現職籔内美和子町長(60)=浜ノ瀬・1期=陣営のみが出席。町議(定数10)の出席は現職8陣営で、この日までに2人が今期限りでの引退を表明、新人の姿はなく、定員割れの可能性も出るなど低調となっている。

 首長選はすでに出馬表明している籔内陣営以外の姿はなかった。対抗馬のうわさはあり、最後まで予断を許さない状況が続きそうだ。

 町議選で出席したのは谷重幸(39)=浜ノ瀬・2期=、碓井啓介(64)=田井・2期=、谷口昇(90)=吉原・5期=、北村龍二(53)=和田・2期=、龍神初美(58)=吉原・2期=、谷進介(64)=三尾・3期=、繁田拓治(74)=和田・3期=、鈴川基次(70)=三尾・7期=の現職8陣営。議長や副議長などを歴任したベテランの髙野正議員(72)=和田・5期=と、共産党の森本敏弘議員(64)=田井・1期=は本紙の取材に今期限りでの引退を明らかにした。

 町選挙管理委員会によると、定数の6分の1が欠員になると、無投票当選のあと補欠選を実施する必要がある。美浜町の場合は定数10の6分の1は1・66人となり、仮にこのまま2人欠員のまま告示日を迎えると、8人が無投票当選。異議申し立て期間(14日間)のあと、50日以内に補欠選を行うことになるという。

 現状は8陣営だが、共産党は森本氏の後任の選考を行っており、候補者を擁立する可能性はある。今回の状況を見て今後、新人擁立の動きも活発化するとみられ、最終的には選挙戦になる可能性も十分含んでおり、今後の動きに注目が集まっている。