
御坊市の新庁舎建設事業に適用されている国の緊急防災・減災事業債(緊防債)について、1平方㍍当たりの建築単価が引き上げられることが決まった。総務省の原邦彰自治財政局長から23日、二階俊博衆議院議員に連絡があった。
市庁舎の改築は津波浸水エリアとなる現庁舎南で行われているが、高台移転と同等の津波対策を実施しており、津波浸水想定区域からの庁舎移転事業と同じように緊防債の適用を受けている。これまで建築面積1平方㍍当たりの緊防債上限額は36万1000円だったが、17%増の42万2000円に引き上げ。今年4月にさかのぼって適用される。
市庁舎の建設事業費は52億4000万円で、うち今回の新単価を適用した緊防債の額は45億8000万円となり、旧単価に比べて4億3000万円増加。内訳は庁舎本体29億6000万円(標準面積7017平方㍍×42万2000円)、浸水対策等16億2000万円。新庁舎は2023年10月完成、24年1月の開庁を目指している。
建築単価引き上げは今年8月、三浦源吾市長が二階氏や総務省などに要望しており、「オリンピック以降、人件費の高騰、鋼材などの原価上昇に加え、新型コロナやウクライナ情勢の影響による資材不足とあいまって、日本国内の物価水準が上昇。市の新庁舎建設も物価スライド加算などで工事費増を余儀なくされており、厳しい財政状況の中で建築単価引き上げは大変ありがたい」と話している。


