大成中南側の遺跡発掘現場で作業するシルバー人材センターの会員

 年々会員数が増加している日高川町シルバー人材センターは、草刈りなど一般的な仕事に加え、工事に伴う遺跡発掘調査など会員の活躍の場を広げている。

 同センターは2018年10月に設立され、会員数55人でスタート。会員の紹介や町広報誌の募集広告などで会員数は右肩上がりで、現在は105人が在籍し、売り上げ実績も伸ばしている。

 一般的な草刈りやせん定作業の依頼のほか、最近は特殊な仕事も増えており、今月5日からは、土生地内の大成中学校南、県道江川小松原線拡幅工事に伴い行われている東郷遺跡発掘調査に派遣している。

 工事を請け負う株式会社坂本組=千津川、坂本隆代表取締役=の依頼で、60代後半から80歳までの17人が3、4人ずつローテーションで発掘補助作業を担当。現場では県文化財センターの技師の指導の下、古代の生活面の土の層を丁寧に削り出したり、土を取り除いたりして遺構の発掘に当たっている。

 このほか、九州大学大学院人文科学府言語学研究室の研究員が行う方言調査に、中津・美山地区の67~72歳の会員4人が協力するなど、活躍の場を広げ、いきいきと仕事をこなしている。

 シルバー人材センターの山下泰三事務局長は、「将来的には町の観光ガイドなど地域の活性につながることにも取り組めれば。仕事の依頼も気軽に声をかけてほしいです」と話している。