2月14日告示、19日投開票の由良町議選(定数10)へ、無所属の新人で自営業の岩﨑清和氏(68)=里=が7日、立候補を表明した。

 岩﨑氏は御坊商工(現紀央館)高校を卒業後、実家の米穀販売「岩﨑商店」に勤務。高齢者福祉の向上を掲げた2019年2月の町議一般選挙、20年4月の町議補欠選挙に続いて3度目で、落選後のあいさつ回りに、「頑張ったな」という温かい声を受け、「もう一度挑戦しよう」と決意した。

 日ごろからボランティア活動やカラオケ、ゲートボールで「先輩」(高齢者)と交流。恩返しへの思いを強く持っており、「困っている人を放っておけない性分。高齢者の〝足〟になりたい。先輩が喜んでくれれば。敬老会や娯楽の提供、外出、買い物支援を充実させたい」と抱負を語る。

 御坊広域青少年補導センター補導委員を20年以上務め、現在、由良町補導委員会長。選挙に向けては「おじいちゃん、おばあちゃんに大事に育ててもらった恩返し。応援してくれる人の期待にも応えたい」と話している。

 町議選に向けては新人初の名乗り。いまのところ現職の引退表明はない。立候補予定者説明会は1月13日の予定。告示まで2カ月余りと迫る中、徐々に選挙ムードが高まってきた。