順番に望遠鏡をのぞく子どもたち

 日高川町和佐のかわべ天文公園で先月30日、天文教室が開かれ、親子連れら約40人が参加し、大望遠鏡で冬の夜空に輝く月や木星を見て楽しんだ。

 2014年に閉館になった天文台を活用し、地域の子どもらに施設を親しみ、星空を楽しんでもらおうと開催。新型コロナの影響で中止されていたため3年ぶりで、今年は、川辺西小学校区の住民を対象に行われた。かわべ天文友の会の前田芳郎さんが講師となって、この日の夜空には土星、月、木星、海王星、天王星、火星が浮かんでいることを説明。あいにくの曇り空で、南の空の雲間に姿を現す半月と木星しか観測できなかったが、子どもたちは、直径100㌢の反射望遠鏡を代わる代わる何度ものぞき、月のクレーターや木星の縞模様を観察。「すごく大きくてきれい」「初めて見た」などと話し、目を輝かせていた。

 天文教室は2日にも開かれた。