27日投開票の知事選挙で初陣を飾った岸本周平氏は最終的に24万6519票を集め、次いで本間奈々氏が3万2292票、松坂美知子氏が2万8875票だった。

 岸本氏は全30市町村で他の2候補を圧倒し完全勝利。地元和歌山市で圧倒的な強さをみせ、衆院選の2区と3区でも市町村長や県議、各種団体のバックアップを受けて幅広い層に支持が浸透した。

 新党くにもり前代表の本間氏は昨年10月の衆議院総選挙和歌山3区に出馬して以来、2度目の県内での選挙。今回、同党公認ではなく、無所属での出馬となったが、IRの根絶や新たな保守の受け皿をアピールして一定の支持を獲得した。一方、最下位となった共産党の松坂氏は、「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会」が候補者擁立を断念したことを受けて、同党が急きょ、独自候補として10月中旬に擁立したこともあって出遅れが響いた。4年前の前回選挙は現職仁坂氏と、同つくる会が擁立し共産党が推薦した新人候補との一騎打ちとなったが、その新人候補の得票数が6万1064票。今回の本間氏と松坂氏の票を合わせれば6万1167票で、ほぼ同じ票数となり、反体制派の票が分散したとの見方もある。