来年1月15日告示、22日投開票の御坊市議会議員選が動きをみせている。現職の西本和明氏(72)=野口=が24日、今期限りの引退を表明。現職では別の1人が辞意を固めつつあり、県議会出馬の意向を示している議員も。現状では定数14に満たない状態だが、削減への動きもある。告示まで残り2カ月を切り、混沌とした状況が続いている。

 西本氏は1991年に初当選。以来8期32年間にわたって在職し、議長3回、副議長2回を務めた。

 24日には引退を決断した理由について「32年前に立候補した時に挙げた野口地区を中心とした32項目の要望が、大まかに解決できた。項目の中の1つの農業振興についてはスターチスが日本一の産地となり、農業の後継者も育っている」とし、「32年間の長きにわたって務めてこれたのは支持していただいた皆さんのおかげ。偉大な先輩議員もいたし、家族らにも協力してもらった」と周囲の支えに感謝を示した。後継の候補者は擁立せず、「若い人たちにぜひ、手を挙げてもらいたい」と述べた。

 これまでの状況をみると、7月に現職の共産党の田端卓司議員(73)=名田町野島=が今期限りで引退し、新人で元支援学校教諭の楠本香織氏(41)=塩屋町南塩屋=が党公認候補者として出馬を発表。その後、動きはなかったが、今回、西本氏が不出馬を表明したほか、ベテラン現職1人が今期限りで辞意を固めつつあるとみられる。来年4月の県議会出馬へ意向を示している現職の動きも注目される。このまま進むと、立候補は現状の定数14に対して3人少なくなるが、新人の出馬は低調で今のところ目立った動きは見られない。

 立候補者説明会は来月21日に開かれる。