仁坂県知事は15日の定例記者会見で、県工業技術センターが太陽光アップコンバージョン(UC)フィルムを開発したと発表した。将来的に発電効率をアップさせることにつながるという。

 通常は可視化できる光で発電しているが、今回は人にはほとんど見えない太陽光の中の近赤外の光を可視光に変換するフィルムで、光学フィルムなどを製造する日東電工株式会社(本社・大阪市)と共同開発した。

 近赤外光を可視光に変換する光UCフィルムはこれまで変換効率が2%程度だったが、共同開発したUCフィルムは世界最高レベルの3・7%。太陽電池の底面に光UCフィルムを張り付け、太陽電池では利用できない近赤外光を可視光に変換し、発電効率の向上が期待できる。仁坂知事も「素晴らしい研究成果だ。今後実用化に期待したい」と胸を張った。

 このほか、世界的な建築家の隈研吾氏が関西で初めてとなる新オフィスを和歌山市八番丁に開設することも明らかにした。24日午前10時半から県庁で進出協定調印式を行う。