協力しながら指示書を作成する子どもたち

 御坊市教育委員会主催、防災デイキャンプ「脱出ゲーム」が30日、市立体育館で開かれ、小学4年生から6年生まで11人が参加した。

 ゲームは震度7の大地震が発生し、津波が襲ってくるという想定。段ボールで区画された住んでいるまちの情報(ヒント)を基に、「足を骨折しているので、ラップとレジ袋を使って応急処置を行い、椅子を使って家の外まで助け出してください」などという村人への指示書を作成し、救助や負傷者の手当てに必要なハサミ、サランラップ、バールなどを手に入れ、負傷者らを救出しながら高台まで避難する――。

 子どもたちは協力しながらゲームを進め、制限時間の60分以内に見事クリア。子どもたちは「難しかったけど、とてもおもしろかった」と笑顔で話していた。

 終了後は市消防職員を講師に招き、止血や骨折の固定方法なども学んだ。