護衛艦あぶくまの一般公開は長蛇の列

 御坊市塩屋町の日高港で30日、わかやま自衛隊フェアが開催され、広島県の呉を母港とする護衛艦あぶくまや地対空ミサイルの発射台を公開、展示。県内外から訪れた家族連れやマニアでにぎわった。

 あぶくまは排水量2000㌧、全長109㍍、幅13・4㍍。海上自衛隊創設70周年記念の一環で入港した。

 港の岸壁に横づけされ、午後からは艦内見学も実施。子どもからお年寄りまで多くの見物人が船に上がり、機関砲など装備を見て回った。「大きくて、迫力がある」などという声が聞かれ、貝塚市から訪れた小学4年生の荒川想生君は「とてもかっこいい」と興味津々だった。

 地対空ミサイルのペトリオット発射台、人員輸送車の高機動車も展示され、自衛隊員によるトランペット演奏、子どもを対象とした自衛隊の制服の試着体験なども行われた。