中野さん㊨に椅子作りを教わる生徒

 印南町の清流中学校(塩路秀喜校長)の1年生8人は20日、日高川町高津尾の紀中森林組合中津事業所で森林・林業体験学習を行った。


 県の「きのくに緑育推進事業」の一環で、森林環境の保全意識を持ってもらうことを目的としている。清流中では毎年1年生が事業所を訪問し、一日を通して学習を行っている。


 この日は午前中に三十木地区の山林を見学、間伐体験をした後、午後は木工工作で椅子作りに挑戦した。森林組合職員の中野泉さんや2人のインストラクターのサポートを受け、電動工具を使ってヒノキとスギのパーツを組み立て、自分で椅子を完成させた。


 電動工具を初めて使ったという尾﨑寛人君は「ちょっと怖かったけど新鮮な体験でした」、火縄美佳さんは「教えてもらいながらできたので楽しかった。椅子は勉強机の椅子にしようと思います」などと話していた。