人気を博した紀州鉄道の出展ブース

 紀州鉄道は16日、大阪の天王寺公園で開かれた鉄道イベント「駅祭(えきさい)ティング2022」に参加、出展ブースには多くの鉄道ファンが詰めかけた。

 イベントは10月14日に制定されている「鉄道の日」に合わせ、毎年14日に近い日曜に開催されている。主催は近畿の鉄道会社や近畿運輸局などで構成する「鉄道の日」近畿地区実行委員会。JR西日本や南海、阪急、京阪などの大手私鉄から、和歌山電鐵や大阪の阪堺電気鉄道、滋賀の信楽高原鉄道などのローカル線まで関西の鉄道会社約15社が一堂に集結した。コロナの影響で3年ぶりの開催ということもあり、会場は1万人を超える来場者で大いに盛り上がった。

 紀州鉄道のブースでは、受験生に人気の学門駅の切符が入ったお守りキーホルダーや数量限定の記念乗車券、鉄道むすめ「日高かすみ」のグッズを販売。売れ行きも好調で、鉄道ファンや親子連れ200人以上がブースを訪れた。

 イベントでは各社のPRステージの時間も設けられ、紀州鉄道は「世界一短いローカル私鉄」や「数少ない気動車で走る車両がある」とPR。来場者へ広く乗車を呼びかけた。