NTT西日本所属の泉口選手

 13日から台湾で開催される国際野球大会、第4回WBSC U―23ワールドカップの全日本「侍ジャパン」U―23代表選手24人が決まり、御坊市熊野出身のNTT西日本、泉口友汰内野手(23)が選ばれた。初めて日の丸を背負って戦うことになり、「選ばれた以上は、ベストを尽くして頑張る」と意気込んでいる。

 小学1年で野口少年野球クラブに入部し、野球を始めた。中学時代は和歌山日高ボーイズ/マリナーズで活躍。その後、大阪桐蔭、青山学院へと進み、今年4月に社会人のNTT西日本へ入った。

 大阪桐蔭では3年の春のセンバツで全国優勝。青山学院では1年生からレギュラー(遊撃手)となり、2年の秋、3年の春と秋の3季連続で打率3割超を記録した。NTT西日本でもすぐにレギュラーを獲得。遊撃手で上位打線を任されている。今年8月にNPB選抜と大学・社会人選抜が対戦した野球伝来150年プロ・アマ記念試合U―23でも大学・社会人メンバーに選ばれ、3番・三塁手で先発、フル出場した。

 今回のワールドカップには12の国と地域が出場。オープニングラウンドは2グループに分かれてリーグ戦を行い、各グループの上位3チームの計6チームがスーパーラウンドに進み、23日に決勝が行われる。日本はオープニングラウンドでグループAに入り、チャイニーズ・タイペイ、コロンビア、ドイツ、南アフリカ、ベネズエラと対戦する。日本代表には来年のドラフト候補選手らもメンバー入りしており、8日から直前合宿を経て大会に臨む。