産湯海岸でテントサウナ

 日高町は15日、産湯海岸浜ノ浦で、テント型のサウナで心身をリフレッシュしてもらうイベントを開く。いま話題の「テントサウナ」の体験会で、サウナのない「温泉館『海の里』みちしおの湯」(方杭)の来館者増加を狙った事業化へのテスト。12日まで先着10組の参加申し込みを受け付けている。

 テントサウナはテント内に薪ストーブを焚き、その上のストーンに水をかけて、サウナを体験。サウナ、水風呂、休憩を繰り返すことで心身ともに整った状態を指す「ととのう」というワードが2021年の流行語大賞にノミネートされるほどサウナに注目が集まる中、テントサウナも全国的に広がり、幅広い世代に人気を集めている。

 温泉館のサウナ設置や議会からの活性化を求める声を受け、職員がインターネットで見つけて目を付けた。東京のバーニャジャパン株式会社との共催、村崎荘が協力し、事業化に向けて参加者にアンケート調査を実施。シーズンオフの浜辺の利活用にもつなげる。

 テストイベントは温泉館ではなく、産湯海水浴場駐車場での「うぶひだか なみうちマルシェ2022」に合わせて産湯海岸浜ノ浦で開催。同社の役員が講師を務める。熱気のこもったテントの中で汗を流し、砂浜での外気浴や海での水風呂が楽しめる。テントは2基。スケジュールは午前11時、同50分、午後0時40分、1時半、2時20分から各40分の5部制、各回限定2組(1組2、3人)。イベント予約は町ホームページ内の応募フォームから、問い合わせは企画まちづくり課℡0738ー63ー3806。