煙樹ケ浜で練り歩く神輿

 御坊市薗の小竹八幡神社例祭「御坊祭」は5日、本祭りを迎えた。新型コロナの影響で3年連続で神事のみとなったが、今年は渡御に神輿が参加。多くの見物人らが訪れてにぎわった。

 神社で祝詞奏上や玉串奉てんの後、大榊のほか、幟などの祭具が列を成して出発。西川大橋を渡り、美浜町浜ノ瀬のお旅所へと向かった。神輿が「永楽じゃ」と威勢よい掛け声を上げ、途中の煙樹ケ浜では波打ち際まで行って練り歩いた。神社やお旅所、沿道には多くの見物人が集まり、行列の後ろをついて歩く姿も見られ、「去年はなかった神輿が加わるだけで、ずいぶんと活気づきますね」と話していた。

 総代の野村義夫さん(69)は「通常通りの秋祭りができななくて残念ですが、天気もよく大勢の人が御渡りを見に来てくれた」と話していた。