ポスターを手に西山さん

 11月を中心に県内各地で展示や発表が行われる県高校総合文化祭のポスターに掲載される絵画に、日高高校美術部の西山友梨さん(1年)の作品が選ばれた。文化祭で行われるさまざまな部門の道具を、きれいな色使いで描いた作品。ポスターは県内のすべての高校など総合文化祭関係の施設に掲示されている。

 ポスターの絵画には8校から30作品の応募があり、掲載される1点を選んだ。西山さんの作品は四つ切画用紙にポスターカラーで仕上げた。キャンバスに絵を描く女の子を中心に、周りにはカメラや茶碗、将棋盤、ホルン、フラスコなどさまざまな文化祭に関連する道具を描いた。また周辺には古典模様などをあしらって和をイメージしたほか、キャンバスから飛び出した絵の具やカメラの液晶画面から出た夕日の光の部分は色を変える工夫を凝らし、鮮やかな作品に仕上げた。

 4月に入学し、応募締め切りの6月まで約2カ月の短い期間に、集中して描いた。「ホルンやカメラの質感、女の子の髪の動きをうまく表現するのが難しかったです」と話し、「ポスターに選ばれてとてもうれしいです。多くの方に見てもらいたいです」と笑顔を見せている。絵は小さい頃から好きで、これまでもさまざまなコンクールで受賞経験がある。

 日高高校からは田淵穂花さん(1年)の作品も佳作に選ばれた。