秋の原風景が見られる

 9月も中旬、稲刈りシーズン真っただ中。印南町印南原の田んぼでは、昔ながらの稲の天日干しの光景が見られ、秋への移り変わりを感じさせている。

 呼び方は全国各地域によって違い、日高地方含め県北部では「なる掛け」と呼ばれる。かつては多くの田んぼで見られたが、現在はコンバインで稲を刈り取り、もみは機械で乾燥するのがほとんど。なる掛けの光景は同地区でも数軒しか見ることができなくなった。

 田んぼには赤トンボも飛びまわり、さわやかな秋の雰囲気が漂っていた。