ずらりと並ぶ作品を選考する審査員

 県交通安全協会御坊支部(小松一也支部長)は16日、御坊署で交通安全ポスターコンクールの審査を行った。

 小学低学年、同高学年、中学生の3部門で出品数は合わせて163点。「ながらスマホ」や「あおり運転」の危険性を描いた作品が多かったほか、横断歩道関連や自動車運転免許証返納の啓発、飲酒運転の禁止を訴える作品もあった。

 元美術教師で御坊市の阪本由捷さん(83)と出口由孝さん(71)が審査員を務め、1点1点をじっくり審査。子どもらしさが光る作品に目を細めながら選考していった。

 3年ぶりの開催で結果は後日発表、表彰式は行わない。2人は「学年が上がるごとに凝ったキャッチフレーズが目を引いた。それぞれの年齢らしさが出ていて、訴える力のある、子どもたちのメッセージが伝わる作品ばかりだった」と話していた。