アメリカで始まったとされるワーケーション。「ワーク(労働)」と「バケーション(休暇)」を組み合わせた造語で、観光地で休暇を取りながら、パソコンなどを使ったテレワークやリモートワークで本業をするという働き方。会社という肉体的、精神的な箱に閉じ込められるのではなく、自分のペースで場所と時間にとらわれることなく仕事をすることで効率がよくなり、ひいては会社の発展につながるという。
国内では白浜町を中心に和歌山県が発祥とされており、みなべ町でも今年6月に梅収穫体験と仕事を組み合わせた梅収穫ワーケーションが行われたのは既報の通り。先日、その仕掛け人となった株式会社YeeYの代表取締役を務める島田由香さんが講演し、梅収穫ワーケーションの可能性について語った。参加者側にとっては普段できない梅収穫の体験で心身ともにリフレッシュできたと好評となり、受け入れの地元協力者や農家からも喜びの声。島田さんによると、みんながwell―being(ウェル・ビーイング=心身ともによい状態)を感じることができたとし、これが地域の発展に重要であると言っていた。
難しい心理学の話は置いといて、とにかくウェル・ビーイングを感じることで、積極的、前向きな考え方になる。それを感じた梅収穫ワーケーションの参加者はみなべ町や梅が好きになる、関わった町内の人はまちづくりへの意識を高める、そしてやる気にあふれるまちには「帰ってみようかな」「移住してみようかな」というプラスの連鎖が起きるという。人が集まってくればまちは大きな活性化の力となる。全国でどこにもない〝梅ワー〟の可能性に期待したい。(吉)


