くろしおでも利用可能で沿線地域活性化にも期待

 JR西日本和歌山支社は10月1日から、自転車をそのままま車内に持ち込める「きのくに線サイクルトレイン」の新たな試みとして、白浜―新宮駅間限定で特急くろしおにも自転車を持ち込める「くろしおサイクル」を開始する。

 「きのくに線サイクルトレイン」は、事前予約・追加料金不要で自転車を分解せずに持ち込める観光サービスとして、昨年9月からスタート。新宮―御坊駅間で運行しており、これまで6000人を超える利用がある。利用者から「特急でも使えるとうれしい」との要望があり、今回くろしおでもサイクルトレインを実施することになった。

 対象は白浜―新宮駅を走行するすべてのくろしおで、6号車が専用車両となる。乗降可能駅は白浜、串本、紀伊勝浦、新宮の4駅で、持ち込み料金は不要(乗車には乗車券と指定特急券が必要)。利用は改札口で自転車の専用カバーを借り、着脱専用スペースでカバーを装着し乗車すればよい。降車の際に専用カバーを返却する。

 詳しい利用方法などは、サイクルトレインの公式サイトで確認できる。