印南駅のグラフィックが登場するPRポスター

 県と県観光連盟が実施するサイクリングルート「WAKAYAMA800」の観光スポットを巡るモバイルスタンプラリーで、人気自転車アニメ「弱虫ペダル」とのタイアップ企画が16日からスタート。キャラクターとの記念撮影ができる特別スポットに、日高地方からはJR印南駅が選ばれ、PRポスターにも今回のために描き下ろされたグラフィックが登場。町も多くのサイクリストに訪れてもらえるようPRに力を入れている。

 弱虫ペダルは高校の自転車競技部を題材にした漫画で、アニメや実写映画化もされている大人気作品。タイアップ企画は県内外のファンにも参加してもらい、県内の観光スポットの魅力を広く発信する狙いで2019年に第1弾が行われ、今回が第2弾となる。企画では県内に5つの特別スポットが設けられ、スマホのアプリを使えばキャラクターと並んで記念撮影ができる仕掛けがあり、全ての特別スポットを巡るとアニメの限定グッズがプレゼントされる。

 ポスターには千葉県から続く太平洋岸自転車道のゴール地点、和歌山市加太のゴールモニュメントのグラフィックも登場しており、自転車道沿いの千葉、神奈川、静岡、愛知、三重県のサイクルショップにも掲示される。印南駅のグラフィックは、かえる橋をバックに自転車を電車内に持ち込めるJRの「サイクルトレイン」を利用するキャラクターの姿が描かれている。町も駅舎に旅の思い出を綴るノートや駅カードを設置するなど、サイクリストに楽しんでもらえるよう環境を整備。担当の企画産業課は「ポスターのグラフィックを見て、たくさんのサイクリストに訪れてもらえれば」と期待する。

 このほか特別スポットは加太のゴールモニュメント、高野山大門前、田辺市本宮の大斎原、那智勝浦町の平見大園地がある。

 期間は12月31日まで。参加はWAKAYAMA800モバイルスタンプラリーの登録が必要。詳細は県観光振興課℡073―441―2775。