11月10日告示、27日投開票の知事選挙について、自民党県連会長代行の世耕弘成党参議院幹事長は13日、県連が推薦する方針を決定していた和歌山市出身で青森県総務部長を務めている総務省の小谷知也氏(43)の擁立を、事実上断念する考えを示した。
県連では今月3日に小谷氏の推薦を決定していたが、役員の中には先に立候補を表明した前衆議院議員の新人岸本周平氏(66)を推す声が強くあり、8日には県町村会が岸本氏の推薦を決定。小谷氏の擁立は困難との見方が強まっていた。
世耕氏は県町村会が岸本氏を推薦する結論を出したことや一部の県連関係者が自民党支持の有力団体に岸本氏支持を働きかけていることを状況の変化ととらえ、「最終的には県連会長(二階俊博衆議院議員)がご判断されると思うが、私としてはこういう状況の中で前途有望な官僚にリスクを取って出馬していただける、出馬をお願いできる状況にはないと思っている」と述べた。
小谷氏の擁立は世耕氏らが主導したとされており、自ら会見の場で幕引きを図ったとみられている。
県連では和歌山2区選出の石田真敏衆議院議員を推す声もあったが、県町村会はじめ各種有力団体も岸本氏支援で動き始めたいまとなっては、出馬は難しいとみられている。一方、共産党県委員会や県教職員組合などで構成する「ゆたかで住みよい和歌山県をつくる会」では今月中旬にも候補者擁立を発表する予定だったが、調整がついていない状況。ただ、同党県委員会の下角力委員長は「これまでずっとつくる会で候補者を擁立してきた。今回も必ず立てる」と話している。


