木の棒を投げて木製のピンを倒し、得点を競うフィンランド発祥のスポーツ「モルック」の世界大会が2024年、北海道の函館市で開催されることが決まった。老若男女を問わず、誰もが気軽に楽しめるニュースポーツとして、県内でも少しずつ競技人口が増加。11日には御坊市の島会館で体験会が開かれ、16人が参加してゲームを楽しんだ。
モルックは、コート内に1から12の点数が書かれた木製のピンを並べ、プレーヤーが3㍍離れた位置から「モルック」と呼ばれる木の棒を投げる。倒れたピンの点数が50点ちょうどになれば「上がり」で、50点を超えてしまうと半分の25点から再スタート。ピンが2個以上倒れたときは1個につき1点加算、3回投げて1回もピンに当たらなければ失格となる。ルールが簡単で、運動神経にかかわらず高齢者も楽しめ、日本でも都市部を中心に競技人口が増えつつある。
県内ではまだ和歌山市に数チームしかなく、日高地方では御坊市の湯川町富安地区の住民の間で約1年前にサークル「M・モルック」(前田富士人代表)が発足。毎月1回、湯川文化会館に仲間が集まり、練習とゲームを楽しんでいる。
M・モルックは、御坊市で競技人口を増やそうと、市社会福祉協議会と連携して、各地区のデイケアサロンや保育園で体験会を開催。市民総体が開かれた11日には、島会館で一般向けの体験会が開かれ、初心者も含め40代から80代までの男女16人が参加し、2つのコートに分かれてゲームを楽しんだ。
運動神経や体力の差に関係なく、誰でも気軽に始められるニュースポーツ。参加者は「狙った通りにピンを倒せたときは気分がいい」「頭を使って体も動かすので、健康増進にちょうどいい」と楽しそうだった。


