バルーンで飾った模擬店で接客する3年生

 日高高校・附属中学校(山本直樹校長)は9日、3年ぶりとなる文化祭「日高祭」を行い、生徒たちが模擬店やダンス、展示などで盛り上がった。

 日高附属中生はSDGsなどの取り組み発表、高校1年生はフォトスポット、2年生はダンス、3年生は模擬店を行った。模擬店はコロナ前までは生徒が調理した食べ物を販売していたが、今回はコロナ対策として地元のパン屋などから仕入れて、教室内に店を設けて販売。金券はすぐに売り切れる人気で、3年生は「いらっしゃいませ」と声を揃えて、笑顔で接客していた。

 コロナ対策で一般には開放しないなど、制限ある開催となったが、普通科の3年生にとっては今回が最初で最後の文化祭。模擬店でパンを販売していた3年生の山本章水(あやみ)さんは「文化祭はもうできないと思っていたので、めっちゃうれしいし、楽しいです。高校生活最後のいい思い出になりました」と、最後の文化祭を楽しんでいた。