村尾敏夫展に来館したブレイデンさん㊧と岩永さん

 三尾にゆかりのある日系カナダ人の村尾敏夫さん(1920~2020)にスポットを当てた展示会「日本とカナダで生き抜いた100年~村尾敏夫展~」が開かれている美浜町三尾のカナダミュージアムに7日、村尾さんの孫ブレイデン・トシオ・ムラオさん(28)が来館。在りし日のおじいちゃんとの思い出がよみがえるパネルに感激した。

 ブレイデンさんが三尾を訪ねるのは7年ぶり。敏夫さんの影響で日本が大好きで、今年5月からワーキングホリデーで来日した。7、8月には日本の子どもたちの英語キャンプの講師を務めるなど交流しながら、京都や大阪を拠点に日本語と日本文化を勉強しており、村尾敏夫展が開かれるのに合わせて初日にミュージアムを訪れた。

 パネルを1枚1枚じっくり観賞し、毎週火曜に孫たちを学校に迎えに行って自宅で日本料理を振る舞う「サカナチューズデー」や多くの友人を招いての自宅パーティーなどの写真に感激の様子。「サカナチューズデーは毎週開かれました。おじいちゃんは優しくて、いつも笑顔。孫が野球やサッカーの試合があるといつも応援に来てくれました。100歳の誕生会には、とんでもない人数が来て、どうやったらこんなに友達ができるのかと、偉大さを感じました」という。

 今回のパネル展に「すごく楽しいし、光栄」と、企画した東京大学大学院農学生命科学研究科農業資源経済学専攻修士1年で三尾でカナダ移民について調査している岩永淳志さん(23)に感謝。来年4月まで日本で文化を学ぶつもりで、「仕事があればもっと日本にいたい。スティーブストンに戻ったら、日本語や日本文化を伝え続けていきたい」と話した。