仁坂吉伸県知事は31日、台湾のIT企業が和歌山市に進出することを明かし、「地元雇用につながる」と大きな期待感を示した。
台湾に本社を置く敦謙國際智能科技股份有限公司(ドンケンコクサイチノウカギコフンユウゲンコウシ)で、ホテル運営管理システム等を手掛けるITベンチャー。高度なITスキルを用いて宿泊施設の予約、部屋割り、精算等を自動処理できる独自システムを開発している。ほぼ無人で宿泊施設を運営できるため、非接触によるコロナ感染防止や人手不足解消が期待されている。和歌山市吉田の和歌山プラザビルを日本でのシステム開発拠点に選んだ。操業は来年5月を予定している。1日午後1時半から県庁で進出協定調印式が行われる。
今後3年間で正社員20人(地元17人、転入3人)の雇用が予定されており、仁坂知事は「地元雇用のメリットは大きい。IT企業へ就職を希望する学生らにとっては、県外にいかずとも県内で働けることにつながる」と、雇用の創出と人材の流出防止に期待感を示した。
現在実施されている、普通電車に自転車をそのまま車内に持ち込めるJR西日本和歌山支社の「サイクルトレイン」(御坊―新宮間)の特急バージョンとして、白浜―新宮間限定で「くろしおサイクル」を10月1日から実施することも報告され、「サイクリング愛好家にPRして、観光誘致につなげたい」とした。

