指先作業を行う参加者

 JA紀州(芝光洋組合長)が新設した「JA健康クラブ」は25、26日、御坊市のJA紀州本店などで体験会を開催した。

 JA健康クラブは定期的に開催し、健康維持増進や健康寿命の延長が目的。今回の新設記念講座は、パーソナルトレーナーで認知症ケア指導管理士の田邊雅司さんを講師に、JA本店のほかみなべ町と日高町の両アグリセンターで、年金友の会会員を対象に開催し、65~89歳の計70人が参加した。

 同クラブは、毎回体成分分析装置インボディで体脂肪や筋肉量などを測定するほか、歩行状態やバランス、敏捷性など日常生活に関係する5つの動作をメニュー化して所要時間を定期的に測定することになっており、この日はインボディ測定のあと、指先作業を体験。皿に入れたビー玉をスプーンで別の皿に移す作業や、ペットボトルの開閉をイメージして、ボルトに通したナットを回す作業などの所要時間を測定した。

 田邊さんはインボディ測定結果について「健康寿命を延ばすには、基礎代謝を上げることが大切。筋肉量を増やせば基礎代謝が上がるので、次回の測定でこの数値が上がるか見てみてください」と話し、「指先作業で開けられなかったペットボトルが開けられるようになった人もいます。日常生活を快適に送ったり、スポーツを楽しむための身体づくりを実践するので、ぜひ参加してください」とPRした。