楽しそうに梅シロップを作る児童

 和歌山県が全国一の生産量を誇る南高梅の地産地消の取り組みの一環で、日高振興局は16日、美浜町和田小学校(友渕博文校長)で出前授業を行い、4年生児童20人が梅シロップ作りを楽しんだ。

 日高振興局農林水産振興部の及川彩加さんが講師を務め、おいしい梅シロップの作り方を伝授。「実のヘタをつまようじで取り除きましょう。梅と砂糖は1対1の割合で作るとおいしい」などとアドバイスし、児童たちは5班に分かれて実践。甘いフルーティーな香り漂う果実と砂糖を協力しながら瓶に詰めていった。2週間ほどで出来上がる。

 同じ班の北村虎太郎君、森本蕾君、荒木祁生さん、上野山栞凪さんは、「みんなで協力して楽しかった。梅ジュースは大好きなので、飲むのが楽しみです」と話していた。

 梅シロップ作りの前には同部の沼口孝司さんが講師となって、南高梅の受粉にミツバチが欠かせないことや、梅干しが体にいいことを分かりやすく説明した。