関西トレセンに参加する中尾選手

 U―12(小学6年以下)女子サッカー関西トレセン県代表メンバーに、日高地方から唯一、由良ジュニアFCの中尾瀬奈さん(由良小6年)が選ばれた。関西女子チームメンバーの一員として25日、大阪のJ―GREEN堺でU―11男子サッカー各府県トレセンチームとの試合やトレーニングに参加する。キーパー以外どこでもこなせるオールラウンダーで、活躍が期待されている。

 関西トレセンは、6府県の有望な選手が集まって試合やトレーニングをする。5年生のころから女子県トレセンに参加しており、どのポジションでもこなせる器用さと抜群のテクニックが評価され、今回、関西トレセンに参加する県代表メンバー5人のうちの1人に選出された。

 由良では攻守の中心選手で、チーム状況に応じてセンターバック、中盤のボランチ、フォワードをこなしている。攻撃が好きで、センターバックのポジションでも積極的にゴールを狙い、常に得点を意識したプレーでチームメートを鼓舞。「ゴールを決めたときが一番楽しい」と笑顔いっぱいで、ドリブルやフェイントで相手を抜くプレーが得意。「もっともっとドリブルで持ち込んで、ゴールを決められるようになりたい」と向上心も強い。

 2人の兄の影響で小学1年からサッカーを始めた。由良では男子と一緒にプレーしており、体の当て方、かわし方を学べているという。県代表入りに「選ばれてうれしい。ドリブル突破してゴールを決めてきたい。試合をするのが楽しみです」と活躍を誓った。

 由良の神田歳治監督は「テクニックに優れ、一対一が強く、どのポジションもこなせるのが持ち味。技術、メンタルとも相手のいいところを見て学んできてほしい」とエールを送った。