苗を植える地域住民ら

 日高町の西山山頂近くで31日、地域住民や町、県職員が、渡りチョウの「アサギマダラ」が好むという花「フジバカマ」の苗植えを行った。

 美浜、日高、由良町と日高振興局の職員でつくる観光連携プロジェクトチーム「PROJECT24」の3町を花で彩るフラワー観光事業。日高町の職員有志が苗を育てていた。

 西山ピクニック緑地北側の谷にある東屋の前約100平方㍍を整備。4月に250本を植え、この日、西山が好きで歩いている地元グループのメンバーらとともに、草取りや追加250本の補植を行った。

 アサギマダラの飛来で知られる西山。今年もチョウが来てくれるのを願い、4本のうねに30㌢ほどの苗を植えていった。開花は10月ごろ。参加していた田杭の江口政和さん(73)は「大歓迎の取り組み。チョウも人も来てくれたら。西山はまちの財産。もっと広く知ってもらえるとうれしい」と話していた。