初優勝で全国切符を手にしたリアンのメンバー

 県バレーボール協会主催の県U14クラブバレーボール大会が8日、紀の川市の桃山勤労者体育センターで開催され、女子の部でみなべ町を拠点に活動するクラブチームのリアンが初優勝。9月24、25日に和歌山市のビッグホエールで開かれる全国大会出場を決めた。日高地方の選手で構成するリアンは創部2年目、メンバーは1、2年生だけだが、持ち味の高い攻撃力を発揮して接戦をものにした。

 県内で活動する5チームが参加。1チーム2試合を行い、勝敗や得失点差で順位を決めた。

 リアンは、同じみなべ町を拠点に活動するレッズ、VC打田と対戦。昨年の同大会とまったく同じカードで、前回は1分1敗で敗退したが、悔しさをバネに練習に取り組み、見事リベンジした。

 リアンは第1試合で打田と対戦。第1セットを25―22で粘り勝ちすると、第2セットは25―17で退けて白星発進。最終戦はレッズと1勝同士の決戦。第1セットを25―19で先取すると、第2セットも25―22で接戦を制した。

 南部中、上南部中、印南中、日高中、丹生中、田辺中のメンバーで構成。昨年4月にチーム結成して、目標だった全国切符をつかんだ。竝木正明監督は「相手は経験豊富な3年生主体のチームで、なかなか思うような試合運びはできなかったが、練習の成果を発揮して優勝することができた。力強い攻撃を発揮できたが、レシーブに雑さが目立ったのが課題。まだまだ発展途上で、キャプテンの火縄を中心に拾って繋ぐバレーを磨き、全国大会に臨みたい」と話した。

 レッズは1勝1敗で打田と並んだが、得失点差で3位となり、近畿切符(上位2チーム)はならなかった。野上有三監督は「エース不在の中、選手たちは本当にいいプレーを見せてくれた」とたたえた。

 リアンのメンバーは次の皆さん。

 塩路真之(部長)、竝木正明(監督)、宮城嘉巳(コーチ)、湯川智晶(マネジャー)、火縄友基、上野莉胡、竹谷都希、鈴木仁菜、島倉紀ノ花、白井稟子、庄司妃華、平林栞奈、摺石愛莉、築山奈那世、塩路里葉、中田夕貴、山下小有紀、久保綾芽、小谷梨央、岩﨑優月、廣野百伽、古谷祐里華、猪原曖莉、川瀬有紗