大家選手

 第61回全日本競歩輪島大会兼カリ2022 U20世界陸上競技選手権大会日本代表選手選考競技会が16日、石川県輪島市の道の駅輪島ふらっと訪夢前往復コースで開かれ、日高川町中津川出身で順天堂大学1年の大家利公選手(18)が男子U20の10㌔競歩で準優勝と大健闘した。

 大家選手は、大成中出身で田辺工業高校からこの春、順天堂大学(東京都)に入学。大学デビュー戦となった今大会は、国内の代表的な競歩大会の一つで、20歳以下の10㌔に出場。序盤から先頭集団でハイペースな流れを作り、2~7㌔は先頭に立ち単独でレースをけん引。その後追い上げてきた鹿児島工業高校の下池将多郎選手とデッドヒートを繰り返したが、ラスト200㍍で離され、7秒遅れの41分18秒でゴールし、準優勝となった。

 レース内容については「主導権を握ってイメージ通り歩け、自己ベストの更新もでき、まずまず」と話す一方、「高校生相手に競り負け、世界陸上(U20)の選考がかかった大会で優勝できなかったことが悔しい」とし、「これからもっといい報告ができるように頑張ります」と話していた。

 同大会は、今年8月にコロンビアのカリで開催されるU20世界陸上競技選手権大会10㌔競歩の選考レースとなっており、各種目最大2枠の出場とされているため、大家選手にもチャンスは残されている。