左からミツロ、石井、入田、西島選手

 総合格闘技のチーム日高(垣内義秀代表)所属のプロ格闘家入田和樹選手(35)=日高川町入野=が、元ボクシング世界チャンピオンの亀田興毅のジム「3150(サイコー)ファイトクラブ」からオファーを受け、同クラブ所属のヘビー級の大器、但馬ミツロ選手とスパーリングを行った。元柔道オリンピック金メダリストで格闘家の石井慧選手や元プロボクサー西島洋介山さんも加わり、豪華なトレーニングとなった。

 但馬ミツロは全日本選手権ライトヘビー級2連覇などアマチュアで5冠を達成した逸材のプロボクサー。スパーリング相手を探していたところ、格闘技団体チャクリキの会長を通じて入田選手が依頼を受けた。

 同じくオファーを受けていた石井選手、西島選手と4人でリーグ戦のような形で3ラウンドを3回実践。相手によってルールを変えながら本格的な対戦となった。入田選手はミツロ選手について「体重が重いのにスピードがすごく、守りも攻めも一流。こんな相手は初めてで、天才だと感じた」と絶賛。石井選手とは「引退までに闘えたらうれしいね」と話したといい、亀田会長からは「こんな年で頑張っているのがすごい。こんな選手が和歌山にいたなんて」と言葉をもらったという。

 入田選手は「2日間、地獄のようなトレーニングでしたが、いい経験になった。スタミナはもったので、日ごろの練習の成果だと思う」と話した。