スマホをかざして植物の名前を調べる親子

 みなべ町の清川公民館で27日、世界農業遺産「みなべ・田辺の梅システム」生物多様性の勉強会が開かれ、小学生と保護者合わせて20人が参加した。

 主催はみなべ・田辺地域世界農業遺産推進協議会。講師に国立研究開発法人農業・食品産業技術総合研究機構(千葉県)の前田太郎上席研究員(49)を招いた。

 植物の受粉には昆虫などの媒体が必要なことをスライドを使って示し、「植物もミツバチなどに来てもらって花粉を運んでもらえるように、強い匂いを出したり蜜で誘ったりしています」などと説明した。

 最後に近くの清川天宝神社周辺で生き物などを観察。写真を撮ると生物の名前が標示されるスマートフォンアプリを使って、楽しみながら虫や植物を調べていた。