岡澤国際課課長㊧から目録を受け取るコルンスキー駐日大使

 ロシア軍の侵攻を受け続けているウクライナを支援しようと、県は23日、東京の駐日ウクライナ大使館へ義援金500万円を届けた。

 ウクライナ侵攻により市民の犠牲や難民が相次ぐことを受け、県では「ウクライナ人道支援義援金」を募集。県民から500万円が集まった。義援金は県国際課の岡澤利彦課長からセルギー・コルンスキー駐日ウクライナ大使へ目録として手渡された。

 岡澤課長は「多くの県民から義援金をいただきました。小学生が募金活動をして集めてくれたお金もあります」と伝え、コルンスキー大使は「ありがとうございます。これを機にもっとウクライナを知ってもらい、さまざまな交流を持っていきたいです」と感謝の意を述べた。

 県では引き続き、義援金を募集している。紀陽銀行、きのくに信用金庫、和歌山県信用農業協同組合連合会で専用の口座を開設しており、5月31日まで受け付けている。

 同日、県議会の森礼子議長からもコルンスキー大使へ義援金100万円の目録が手渡された。議員報酬から積み立てているお金で、全議員41人が協力した。